中国で行われていた学生の自転車旅行中に、自転車乗りの学生が弱っている犬にエサをやったところ、その後も自転車旅行チームの後を追いかけ続け1700kmを走破してしまうという出来事が発生しました。この野良犬はXiao Saと呼ばれており、四川省からチベットまでを走りきったということです。
この出来事の発端は、湖北小出身の学生Zhang Hengさん(22歳)がチベットのラサまで自転車による卒業旅行中に、四川省の街角で弱っている野良犬Xiao Saを発見したことから始まります。Zhangさんとその友人は、Xiao Saを助けるためにエサを与えました。
その後、Xiao SaはZhangさん一行を追いかけ始めたといいます。最初は、「楽しんで走っているだけだろう」「疲れたらあきらめるだろう」と考えていましたが、昼も夜も一生懸命走って追いかけてくるXiao Saに本気で一緒に行きたいという強い気持ちを感じたZhangさん一行は、Xiao Saと旅行することを決意しました。
その後も、恐るべきスタミナで走り続けたXiao Saは、毎日60kmほどの距離を走り続け、24日後にはチベット自治区ラサへと到着しました。
Xiao Saはゴールへたどり着くまでに、標高4000m以上の山を10も越えました。唯一自転車に乗っていたのは、自転車が時速70km以上で走るため追いつくことのできない下りの坂道だけだったといいます。
旅行を終えたZhangさん一行とXiao Saですが、今後はZhangさんによって飼われることとなりました。
また旅行中に開設したXiao Saの近況を伝えるブログは、多くの人が閲覧したといい、Xiao Saには4万人のファンができたということです。
突然の出会いから始まった中国横断という犬と学生の壮大な冒険。Xiao Saも最高のご主人とめぐり合えてめでたしめでたしですね。
立派な中国人だ、食べなかったんだからな。
食われないことを祈る
赤犬 以外は食わねえ。
下の動画では、下り坂じゃないのに自転車に乗っているんだが・・・