世界中の電球からデータを発信できたらどうでしょうか?「TEDGlobal」でハラルド・ハースは、それを実現させる機器の初のデモンストレーションを行います。人間の眼では認知できない速度でLEDライトを点滅させることで、セルラー方式の電波を使うよりも遥かに多いデータを送ることができます。さらに効率性・安全性・有用性でも従来のものより優れています。
ハラルド・ハースは、現在の社会において無線通信が非常に重要なものであると説明します。しかし、それらはセルラー方式(電波を使った方式)となっており非効率だと指摘します。
ハラルド・ハースは、電波に頼る通信方式から光を使う通信方式を提案し、その発信基地としてどこにでもある電球を使うといいます。この技術はLEDライトを使った「SIM OFDM」と呼ばれるシステムですが、これを使えば膨大な量のデータを光源を使って送信することができます。
デスクスタンドを使ったデモンストレーションでは、高画質の動画を受信することができています。
コスト、機能性、利便性、安全性、実用性、実現可能性などあらゆる面でセルラー方式よりも優れているこの技術、一刻も早く実現させなければいけませんね。