「TEDxTokyo」にて、テクノロジー・コンサルタント、サブカルチャー・イノベーション・エキスパートの川口盛之助さんが、日本のトイレ事情について語りました。オタク大好き人間だという川口さんは、日本が発信する巨大で独創的なサブカルチャーオタクを綿密に観察し、そこから複雑なテクノロジーや製品に対する発想を生み出しています。
日本の最新トイレについて、まったく触れることなく全ての動作を行えることや自動的に温まるシステム、シャワートイレなどのさまざまな事情を紹介してくれます。
川口さんは、オタクの世界と日本のモノづくりに対する彼のアプローチが研究開発分野で競争力を示したこともあり、日本を象徴する人物のひとりとして考えられるようになりました。また、テクノロジー・マネジメント、知的財産、そして電気通信、電子機器、自動車などの産業分野に全く新しいテクノロジーを導入するための戦略エキスパートとして広く知られています。
現在は、アーサー・D・リトル(ジャパン)株式会社の日本科学技術担当のコンサルタントを務めるかたわら、東京工業大学にて大学院の講義を受け持っています。近頃上梓された『オタクで女の子な国のモノづくり』では、イノベーティブな製品の創出においてサブカルチャーがテクノロジーをリードするクールでワイルドな未知の領域を興味深く掘り下げています。