近未来の荒廃した世界を描いたSF作品であり、緻密でリアルな描写や演出などが話題となり、漫画・映画共に大ヒットしたSF漫画の金字塔『AKIRA』には、主人公金田が乗り回す赤い改造バイクが登場します。そんな「金田のバイク」が、なんと『AKIRA』の大友克洋監督の原画を集めた「大友克洋GENGA展」に登場しました。
「大友克洋GENGA展」は、『AKIRA』『スチームボーイ』などで知られる大友克洋監督の原画を集めた展示会。多くの原画やさまざまなグッズが展示される中、一番の注目を集めたのは『AKIRA』に登場する金田のバイクのようです。
島鉄雄も、欲しくて欲しくてたまらなかったこの赤い「金田のバイク」は、7年という期間と1000万円という制作費をかけて完成されました。
この「金田のバイク」は、福岡、神戸、大阪の町を疾走したそうで、日本中を走ることで自閉症患者のための寄付金を募っているといいます。
赤いフォルムや乗ったときの姿勢など、映画のシーンを思い出してしまうほど完全再現された「金田のバイク」。このバイクが生で見られる「大友克洋GENGA展」は、4月9日から5月30日まで、秋葉原の3331 Arts Chiyoda にて開催される予定となっています。