これまでにも写真のような絵画を作成するハイパーリアリズム(超現実主義)作品をご紹介してきましたが、今回は画家のトーマス・アルビド(Thomas Arvid)氏によって制作された写真のように写実的なワインを描いた絵画をご紹介します。
アルビド氏は、国際的にも認知されている有名な画家ですが、驚くべきことにハイパーリアリズムに関する教育は受けていません。
肉体労働者(ブルーカラー)の家庭で育ったアルビド氏は、彫刻や壁画、絵画などの芸術活動を始めました。しかしその後、アメリカのデトロイトからアトランタへ移り、さらにヨーロッパツアーに出掛けたことでハイパーリアリズムに目覚めました。
アルビド氏はワインを描く理由について、描く対象を変えずに集中して作品を制作するため、最初はコーラや赤いコンバースなどの”赤いもの”をモデルにしていたが、赤ワインを描くうちに、形状や色など複雑な要素を含むワインに傾倒していったといいます。
アルビド氏の作品は、アメリカ全土のギャラリーで展示されておりワインを描く最も才能のある画家として知られています。また、ワイナリーやブドウ畑オーナーなどからは非常に高い人気がある画家となりました。