ミス・ユニバース・カナダに出場していたモデルのジェナ・タラコヴァさん(23歳)が、トランスジェンダー(性同一性障害者)であるとの理由で主催者から出場資格を剥奪され問題となっています。タラコヴァさんの代理人は27日、タラコヴァさんはまだ記者会見を行える段階ではないと語りました。
代理人は、タラコヴァさんは世界中から集まった支援の声に感激しているが、訴訟の準備中であり、会見には応じられないと述べました。
タラコヴァさんは、4歳の時に自分が女性であると認識し、14歳でホルモン治療を開始、19歳で性転換手術を受けたといいます。
タラコヴァさんは、ミス・ユニバース・カナダに出場し、65人のファイナリストに残っていました。しかし、性別適合手術を受けたことを隠して出場したため、大会の出場条件を満たしていないとして出場資格を剥奪されました。
主催者は、コンテストへの出場には市民権、年齢、結婚歴などの他に、生まれつき女性であることが条件となっており、世界中のすべてのミス・ユニバースの大会に適用されるとしています。しかし、この規則はミス・ユニバースの公式ホームページには記載されていません。
この問題は、ネット上でも論議を呼び、社会変革を訴えるソーシャルメディアサイト「チェンジ・ドット・オーグ」にはコンテストの主催者に決定の撤回を求める3万5000人近くの署名が集まりました。
タラコヴァさんはツイッターで、ミス・ユニバースの決断は偏見に基づくものだとし、「差別による出場資格停止は許さない。私はあきらめない」と述べています。
写真を見る限りでは、元男性とは思えない美貌の持ち主だということがよく分かります。こうなってくると女性の定義もよく分からなくなってきますね。