軍艦巻きというと、全形の海苔を横方向に均等に三等分した内の一つをネタを乗せた握った寿司飯に巻き付けて作る寿司で、イクラ、ウニ、シラウオ、ネギトロ、トビコなど形の崩れやすい物を提供できることが特徴となっています。また、その姿が軍艦に似ていることから「軍艦巻」名づけられた。
そんな軍艦巻を「もっと軍艦らしい軍艦巻に」という発想から、ある芸術大学生の卒業制作として作られた軍艦巻が話題となっています。ホンモノの軍艦のような軍艦巻をご覧ください。
この軍艦巻を作ったのは、愛知県立芸術大学デザイン科の学生・中村真由香さん。卒業制作として制作した「軍艦巻」がツイッターなどで話題になっています。
「戦艦 金剛」「航空母艦 鳳翔」「駆逐艦 雪風」など11種類の軍艦を、寿司で再現したこれらの軍艦巻は、普通の軍艦巻と異なり、本物の軍艦のような形状となっています。
軍艦巻の中には酢飯が敷き詰められ、砲台なども再現されている本格派。紹介分もカタカナ交じりで、戦前の雰囲気を醸しだしています。
中村さんは「お寿司の軍艦巻きは『軍艦』という名がついていながら、勇ましくもないし、そもそも軍艦に似ていると言えるのだろうか?」と疑問に思い、制作したといいます。また、「おいしい制作のおかげで体重がすこし増えた」ものの「自分らしいアホな作品になった」と満足しており、「軍艦に興味がない人にも『にやっ』としてもらえれば」とブログでコメントしています。