アップルは19日、日米欧など10か国・地域で16日に発売した同社タブレットの最新シリーズ「新型iPad」の販売台数が300万台を超えたと発表しました。初代iPadが300万台の販売台数を達成するのには、80日間の日数が必要でした。
今回の「新型iPad」の販売スピードは、300万台売り上げるのに80日間を要した初代iPad、最初の3日間で100万台以上が売れた前モデル「iPad2」の勢いを大きく上回ります。この件で、iPadの人気ぶりが改めて浮き彫りになった形となりました。23日には、オーストリアやイタリアなど24か国でも販売が始まります。
新型機は高精細の動画が録画できるほか、次世代の高速通信網にも対応するなど機能を大幅に高めました。
現在、インターネットを通じた新型機の購入は「2~3週間待ち」となっている状態。この状況を受けて米調査会社は、今年のiPadの出荷台数の予測を6560万台に引き上げました。画面に触れて操作するタブレット型端末市場では「アップルの独走がしばらく続く」との見方が多いようです。