以前、イランに存在する忍者学校をご紹介しましたが、アメリカ・ニューヨークには映画『スター・ウォーズ』に登場する架空のエネルギー帯「フォース」を習得するための施設「ニューヨーク・ジェダイ・クラブ」なるものが存在しています。このクラブでは、フォースを体得やライトセーバーの使い方を学びます。
このクラブを主催するマイケル・ブラウンさんは、ニューヨーク市ブルックリン区生まれの生粋のニューヨーカーです。子供のころブラウンさんは、『スター・ウォーズ』が公開された際に32回も映画を見たほどのスター・ウォーズファンでした。
そして映画を見たブラウンさんは、他の数百万のスター・ウォーズファン同様にルーク・スカイウォーカーを真似てフォースの体得方法を学び始めました。
大人になったブラウンさんは、ジェダイへの情熱を捨てきれず、2005年にハロウィーンパレードで友達と一緒にライトセーバーの殺陣を行ったところ多くの人々から大反響を得ました。これを機会に、現代のジェダイを生み出すべくこの「ニューヨーク・ジェダイ・クラブ」を設立しました。
「ニューヨーク・ジェダイ・クラブ」では、ジェダイの精神的規律によって現代の都市生活における抑圧やストレスから開放されることを目的としています。ジェダイになるための鍛錬方法は、武道、ライトセーバーでの戦い、ダンス、チベット仏教などマイケルさん自身の経験を基に構成されています。
チベット仏教とジェダイやフォースに関連性があるなんて考えられませんが、とりあえずジェダイとして鍛錬することでストレスフリーになれるニューヨーカーがいるようです。『スター・ウォーズ』はジョージ・ルーカスの知らないところで、もはや新しい宗教となりつつあるようです。