マンモスといえば、ゾウのような姿をした大型哺乳類であり約400万年前から1万年前頃(絶滅時期は諸説ある)までの期間に生息していたとされる動物です。また、『はじめ人間ギャートルズ』などでたびたび登場することもあり、マンモスの肉を食べたいと思った人も多いのではないでしょうか?
ところが、世界でもっとも発行部数が多い英語日刊紙であるイギリスの大衆紙「ザ・サン」が、「毛むくじゃらのマンモスがシベリアにいた!!」という見出しを付けてマンモスの発見を報じ、話題となっています。もしかすると、マンモスの肉を食べられるかもしれません。焦る気持ちを落ち着かせて、とりあえず証拠映像をご覧ください。
こちらが、目撃されたマンモスの映像です。鼻の長いゾウのような動物がシベリアの川を歩いてわたっているように見えます。撮影された場所は、シベリアのチュコト自治管区地域で、2011年夏にこの付近の測量調査をしていたという国家公務員の男性が発見し撮影した映像だといいます。
超常現象作家のマイケル・コーエン氏によると「広大な荒野であるシベリアでは、地元の人々からマンモスの目撃例が報告されています」「シベリアは広大な土地であるため、人が立ち入っていない場所が多くあり、絶滅したとされる生き物(マンモス)が生き残っている可能性は高い」と言います。
マンモスの絶滅に関しては、更新世末期にあたる約4万~数千年前に、多くの大型哺乳類と共にマンモスは絶滅したとされています。しかし、最後のマンモスは、紀元前1700年頃に、東シベリアの沖合にある北極海(チュクチ海)上のウランゲリ島で狩猟されたという説が提起されているため、マンモスがいるとすればシベリアが一番可能性が高いといえそうです。
ただこの映像では、あまりに不鮮明で確実にマンモスだというのは難しそうです。さらに、マンモスにしてはかなり身体が小さいように見え、鼻の長い動物ではなくサケをくわえたクマのようにも見えます。今後、確かな証拠が出るまでマンモスの骨付き肉はお預けのようです。
クマですね
鮭をくわえたクマ