2030年までに技術革新によって全ての仕事の50%が消滅する!!社会の変化と「消える仕事」「新しい仕事」をまとめてみた


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技術というもの進歩は目覚しく、その影響はあらゆる分野に及んでいます。そして、技術革新によって多くの仕事が機械化・自動化され人間の仕事はなくなっていきます。

トルコのイスタンブールで開催された「TEDxReset」の講演の中で披露されたトーマス・フレイ氏のスピーチに、技術革新によって2030年までに現在存在している仕事の50%が消えてしまうという衝撃的なものがありました。今後、消える仕事、新たに生まれる仕事とはいったい何なのでしょうか。

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1.電力業界

現在の発電は、高価な上に非効率で一方向へのエネルギー供給しか行えません。しかし2030年では、既存の大規模発電所からの送電電力にほとんど依存せずに、エネルギー供給源と消費施設をもつ小規模なエネルギー・ネットワーク「マイクログリット」が普及することで大規模な火力発電所などは消えてしまうだろうといいます。「マイクログリット」でのエネルギー供給源は分散型電源であり、太陽光発電、風力発電、バイオマス発電、コジェネレーションなどを組み合わせたものです。

マイクログリッドによって、発電会社や電力輸送網を維持・運営してきた会社の仕事は減少します。また、それらの会社は大きな変革が求められるでしょう。

消える仕事
・発電所の閉鎖
・多くの鉄道や交通機関で労働者が必要なくなる
・大規模な風力発電所、天然ガス、バイオ燃料の発電所は閉鎖(マイクログリッドは小規模エネルギー・ネットワークのため)
・電力会社の維持管理者(エンジニア)
・エネルギー網のメンテナンス(修理工)

新しい仕事
・小型の発電装置生産
・マイクログリッドを操作するためのエンジニア、マネージャーなど
・その他

2.自動車産業

運転は、時間、エネルギー、お金の無駄です。また、自家用車の稼働率は10%しかありません。毎年500万人が交通事故で死傷しています。しかし、自動運転車によってこれら全てが解決します。

未来では、自動運転車によって輸送技術は格段に進歩し、自動車の台数自体が減少します。さらに運転というものの再定義が迫られます。

※参照:グーグルの自走自動車グーグルの自走自動車の事故

消える仕事
・トラック、タクシー、リムジン、バスなどの自動車ドライバー
・ガソリンスタンド、駐車場、交通警察、交通裁判所
・交通事故によるケガ人に対処していた医師、看護婦
・ピザを代表とした宅配員
・郵便局の郵便物配達員
・宅配業者の宅配員(フェデックス、ヤマト、佐川などの宅配員)
・自動車製造業者など

新しい仕事
・交通監視員
・自動化された交通システムのデザイナー、建築家、エンジニア
・もしも事故が発生したときの緊急トラブル解決スタッフ

3.教育

サルマン・カーンの語る「ビデオによる教育の再発明」のように、これからはインターネット上にある教材で学習し、自力で勉強できるようになります。このシステムが普及すれば、これまでのような画一的な学校の授業は不要となります。体系化された学習システムを教師ではなくコンピュータから学び、専門的で複雑な問題だけを専門の教師から学ぶようになるでしょう。また、わざわざ高い授業料を払って学校に行かなくても同じ内容を低価格で学ぶことができ、自分には必要のないくだらない授業を聞かなくてもよくなります。

未来では、これまでのように一方的に教え込むような仕事はなくなり、学習する人間をサポートする仕事が必要となります。

消える仕事
・教師
・トレーナー
・教授

新しい仕事
・コーチ
・学習コースデザイナー

4.製造業

立体的なものを製造できる3Dプリンター技術の進歩によって、これまでのようなネジでとめたり、溶接したり、塗装したりという仕事は不要となります。また、大企業にしか作れなかったものも、中小企業でも製造可能となりあらゆるものが3Dプリンターで製作されるようになるでしょう。それは、自動車や機械などは言うに及ばず、衣服などを扱う軽工業から建築などの建設業、あるいは食品産業といったあらゆる産業で応用が可能です。

また、この3Dプリンター技術によって「店で商品を選らんで買う」という概念も消えさり、未来ではネットでボタンを押せば、工場で自動的にあなたのサイズにピッタリの製品が必要な数だけ作られて配送されます。そのため、ほとんどの製造業者と小売業者の仕事はなくなりますが、製品の設計やデザインなどの需要が拡大します。

※参照:3D印刷技術で製造された世界初の印刷自動車「Urbee」3Dプリンターで制作されたコーヒーカップ3Dプリンターで作られたお面

消える仕事
・衣類メーカー、衣料品小売業者、靴メーカー、靴の小売業者
・建築資材、木材、石、石膏、砂利、コンクリート、その他多くの建設産業者
・あらゆる製造業者、小売業者

新しい仕事
・3Dプリンターの設計、エンジニアリング、製造
・3Dプリンターの修理工
・工業デザイナー、スタイリスト
・3Dプリンターの”インク(原材料)”販売者

5.ロボット

人間の労働を代替してくれる究極の機械装置ロボット。日進月歩の開発により、より複雑でより多機能なロボットが多く生み出されています。それらは最終的に、人間の仕事の全てを行ってくれるようになるでしょう。

高性能ロボットの開発によって、ほぼ全ての物理的な仕事をロボットが行うようになり、人間の仕事は精神的、知的なものに集中します。

※参照:人型ロボット「PETMAN」4足歩行ロボット「Alphadog」P.W. シンガー(P.W. Singer)が語る「軍用ロボットと戦争の未来」

消える仕事
・漁師ロボットによって漁師は消えます
・農業ロボットによって農家は消えます
・検査ロボットによって検査官は消えます
・兵士ロボットによって兵士は消えます
・3Dプリンターから出てくる建築資材をロボットが組み立てて家を建築するようになり大工は消えます
・ロボットがロボットを製造するようになります

新しい仕事
・ロボットデザイナー、エンジニア、修理工
・ロボットセラピスト
・ロボットのトレーナー
・ロボットのファッションデザイナー

これら以外にも新しい技術が生まれることで、より多くの仕事は消えてしまいます。しかし、その代わりに新しい仕事も生まれるでしょう。

また、あらゆる技術革新は、単純な仕事を真っ先に消し去ります。しかし、職を失った人の多くがこれらの単純労働の従事者であり、労働の需要と供給を一致させることが大きな社会問題となるでしょう。技術革新によって、人間の再定義が迫られているのかもしれません。

※追記:自走自動車技術、3Dプリンター技術、ロボット技術の今後に対して「そんなに突然新しい技術やロボットがそう簡単に開発されるわけがない」という意見を拝見したので、参照を追記させていただきました。この記事に書かれている技術は将来実現しそうなものではなく、すでに実現しているものが今後も研究されればこういった形になる可能性が高いというものです。この記事に対する反応などを見ていると、もしかすると一番変えるのが難しいのは人間の意識かもしれませんね。

参照
参照
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2030年までに技術革新によって全ての仕事の50%が消滅する!!社会の変化と「消える仕事」「新しい仕事」をまとめてみた への31件のフィードバック

  1. 匿名 のコメント:

    ロボットの開発はそんな急に進まないでしょwww

  2. 匿名 のコメント:

    スカイネットくるー!

  3. 匿名作業員 のコメント:

    現場で働いた経験がないからこそ書ける妄想ですね。
    全てロボットに任せるなんて不可能。
    NC旋盤の加工とか、常に刃物の具合とか人の目で判断しないといけません。
    今からたった20年でそんなファジーな事を判断できるコンピュータが出てくるわけがない。
    アニメ通りに動く鉄腕アトムを作るくらい無理。

  4. K のコメント:

    財界人とエンジニア以外の仕事はなくなるわけですね。
    IT主義を肯定しない場所にいる人間は排除され、傍観者に追いやられる世の中になりそう。

    これが既定路線と言うのなら、今後重要になるのは
    いかに自分の生き方や生きる速度・価値観に会わないもので社会が構成されて行く現実に
    「NO」と言い、盾を突けるかどうか。
    それにまつわる発言力と説得力、そして連帯を強めてゆくことではないか。

  5. 匿名 のコメント:

    なぜ今になってこんな古臭さい未来予想図が出てくるのだろう?

  6. 匿名 のコメント:

    製造設備屋の自分からすれば、いずれ単純労働は激減すると確信してる。
    それが早いか遅いかだけの事かと。

  7. 匿名 のコメント:

    あと20年じゃ無理だわ。
    うちの近所じゃ電線地中に埋めるのすらまだまだ途中なんだぜ?
    技術開発が終わっても
    インフラ整備や生産設備の普及にどれだけの時間がかかるのやら

  8. 匿名 のコメント:

    妄想で終われば幸いだね。
    ロボットに仕事は行くのはいいが資本家がロボットを牛耳っている限り一般労働者にはほとんど還元されないんだよね。ロボットは国で管理すべきだと思う。ロボットに給料はらってそれを再配分とかできんのかね。
    これこそ妄想か(笑)

  9. 匿名 のコメント:

    箱庭で動いていても、現実世界では実現不可能なものばかり。
    道具としての省力化は進むだろうが、人間の存在が不要となることはありません。

  10. Hokkaidian のコメント:

    ひとつの仮説として非常の面白いビジョンだと思います。
    日本の「現場」と世界の「現場」は異なるでしょうし、これからの世界のあり方を考えるというのはエキサイティングですね。それが良いことか悪いことかはもちろん現時点ではわかりませんし。

  11.   のコメント:

    複雑な木造建築は機械で代替できないけど、その複雑な建築自体の需要が少なくなって、
    プレハブ工法みたいのが栄えたりした。
    そういう意味で、ファジーで費用がかかる作業を必要としないように産業・需要自体が変化する可能性もある。
    ただ知的産業に移るといいながら、教師と教授が時代遅れになるっていうのは、矛盾してないか?

  12. 匿名 のコメント:

    大変なことだ!新しい仕事を探さないといけないかも?

  13. 小野清孝 のコメント:

    大いに在り得る。

  14. 匿名 のコメント:

    いくらなんでもメチャクチャ

  15. 匿名 のコメント:

    20年位前の日本で言われてたようなことだな。

  16. 匿名 のコメント:

    数十年前の少年雑誌にも同じようなことが書いてあった気がしますが、
    こちらはなんだか断定的で、偉そうな書き方だなぁと感じました。
    実際に手を動かしたことが無いから、情報だけで分かった気になってこういうことを書いてる気がします。

    もちろん、一部の職種では自動化されていくでしょうね。
    でもねぇ、3Dスキャナで作るったって、革靴なんかは絶対無理だと思うんですが。
    (全部削りだして作れることと、強度や使い心地も満足させられるかは別問題)
    料理も同様。人の手が介在するから美味しい、ってこともあります。

    自動化が進めば進むほど、『手作りの良さ』がクローズアップされる可能性は大いにあると思う。
    『人がやっている』という現実にブランド的価値が出る時代が来るかもしれない。
    だから職種として消え去る、ということは無いんじゃないかと思いますが、如何?

  17. 匿名 のコメント:

    立体的なものを「光硬化性樹脂で」製造できる3Dプリンター技術、だな。
    まず耐熱性を要するものはどうしても作製困難だろう。

    そしてアクリル素材とかハンズに売ってるけど、普通に作られていてもほかの木材とかに比べて結構高い。
    3Dプリンターとかやったらどんだけ高価になるか。
    いくらかニーズはあるかもしれないが、それであらゆる製造業が消えるなんて無理ありすぎ。

  18. 匿名 のコメント:

    >20年位前の日本で言われてたようなことだな。
    さらに、20〜50年前にヨーロッパやアメリカなどのSFですでにそういう構想は出尽くしてたな。

  19. 匿名 のコメント:

    >20年位前の日本で言われてたようなことだな。
    さらに、20〜50年前にヨーロッパやアメリカなどのSFですでにそういう構想は出尽くしてたな。

  20. 匿名 のコメント:

    数十年前の構想レベルと違うのは、これらは今や技術的に可能になっているという点だろう。
    人間の補助が必要なレベルではあるが。

  21. 匿名 のコメント:

    今から20年前を思い出せば、そんな絵空事ではないと思うけどねー
    インターネットなんて普及してなかったんだぞ。

  22. 匿名 のコメント:

    末端最終の戸別配達員ですら完全自動化できる位なら
    それらのメンテや監視にかかる人手なんて
    もっと省力化自動化されるだろ
    「単純な仕事」の最たるものなんだから

  23. 匿名 のコメント:

    エネルギー以外に関しては、何故か経験側ではなく、データ収集による「思いつき」に見えますね。
    これまでの歴史をみても分かるように、世界の技術・文化の加速度はその時代に急務とされる課題が最優先され、利権が生まれ、発展してきました。
    エネルギーもそうでしょう。しかしマイクログリッドは一部でしか実現不可能ですね。
    大企業などはスマートグリッドに乗りにくい。
    「発想」自体は面白いですが「根拠」が曖昧なうえに、知識不足の感が否めません。

  24. 匿名 のコメント:

    ただ自動運転の自動車もトヨタやグーグルでもう試作車が出来上がって絵空事ではなくなってきてるけどな。

  25. 匿名 のコメント:

    産業革命から約二百年
    まだまだ完全な自動化には程遠い
    あと二十年で全てが消えることは無いね

  26. 匿名 のコメント:

    まさにディストピア
    だが実際このようになりつつあるように思う
    ごく一部の人間以外公的保護受給者になったりして・・・

  27. 匿名 のコメント:

    まだいたんだこんなこと考える奴、今の経済からして普通に無理だろ

  28. 匿名 のコメント:

    何が起こるかわかりません

  29. 匿名 のコメント:

    人間の邪魔するようなロボットなら壊せ

  30. 匿名 のコメント:

    教育は通信で可能なんて言ってるからバカなこと提唱しちゃうんだよ

  31. 匿名 のコメント:

    自称通信オタクのオナニー記事w

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