日本でも山道を自動車で走っていると、犬、猫、タヌキ、キツネ、シカなどが飛び出してきて轢いてしまうような事故が発生しますが、アメリカでは巨大なヘラジカが飛び出してくるようです。さすがにアメリカは、野生動物の飛び出し事故もスケールが違うようです。
雪が積もった森の中にある道路を走る自動車に、森から飛び出してきたヘラジカが激突する映像を集めた事故映像集です。轢かれているヘラジカは、かなりの巨大なものばかりで、自動車に激突した際に衝撃はかなりものであることが確認できます。
ヘラジカは、飛び出し事故によって命を落とすこともあるようで、自動車を運転している人間にも大きな被害を与えるようです。
ヘラジカは身体が黒いため見えにくく、目が高い位置にあるためライトの光が目が反射しにくくドライバーが気付くのに遅れる場合が多いようです。さらに、車のバンパーがヘラジカの長くて細い足に当たることで折れて、巨大な胴体が上方から運転席を押しつぶす形で倒れてくるため、エアバッグが展開したとしても大した効果が望めません。このためスカンディナヴィアとドイツでは、自動車の開発にヘラジカとの衝突を想定したヘラジカテストを導入しています。
こんなに大きな動物が飛び出してきたらコワいですよね。ヘラジカにも、もうちょっと周りを確認して走ってもらいたいものです。