今や、一家に2台とまで言われた自動車も1台も持たない時代になっていますが、近い将来では自動車ではなくヘリコプターが日常的に使われるようになるかもしれません。「ウルトラモダンゼロヘリコプター(Ultramodern ZERO Helicopter)」は、そんな時代を先取りし個人交通に革命を与えるかもしれない最先端のヘリコプター設計コンセプトです。
大都市では、現在自動車の増加に伴ってどこも渋滞が作り出されていますが、このヘリコプターならそんな渋滞を見下ろして「見ろ人がゴミのようだ」とつぶやきながら目的地へひとっ飛びすることもできます。
デザイナーのヘクター・デル・モアさんによって考え出されたこのヘリコプターは、とにかく取り扱いを容易にし費用を安く抑えるためにシンプルな設計がなされています。
ヘリコプターの”スマートカー”とでも呼ぶべき機体は1人乗り用で、家のガレージからちょっとテイクオフして、スーパーのガレージにテイクオンしている様子なんかも想像できてしまうほど現実的な作りです。
しかし、あまりにシンプルすぎてドアが無いため、空を飛んでいる鳩やカラスに激突するのはもちろんのこと、乗員が落ちてしまう可能性さえ孕んでいます。
そんな問題や欠点もありますが、もしこれだけシンプルなヘリコプターが作られれば、自動車やバイクに代わる乗り物となりえるかもしれません。
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