国立台湾大学の機械工学の研究チームが開発したこのロボットは、通常は車輪駆動で普通の自動車のように走ることができ、タイヤを折りたたんで変形することで歩くこともできるという脚車輪ハイブリッドロボットです。球体から変形して六脚で動き回ることのできるロボット「MorpHex」とも発想が似ている、地形によって効率のよい形状に変化できる面白いロボットをご覧ください。
平面では、車輪を使って普通の車のように走ることができます。しかし、車輪を折りたたんで変形することで、歩行することも可能となります。
また、歩行バージョンには歩き方が数パターンあるようで、足を一周させることで歩く方法、回転させずに動かしての移動なども可能です。そのため、地形に合わせてより優れた移動方法が選択できます。
さらに、通常の車では車輪の半分の高さ以上の場所は基本的には登れませんが、このロボットは脚を使うことで、段差だけでなく階段までも登ることができます。
車輪と足を装備するのではなく、車輪を足として使うという発想が素晴らしいですね。移動方法を変えることでエネルギー効率を上げ、どんな地形にも対応できる画期的なロボットでした。