18日に、サッカーのクラブ世界一を争うトヨタ・クラブワールドカップ(W杯)の決勝戦が行われました。決勝戦では、ヨーロッパ王者のバルセロナ(スペイン)と南米王者のサントス(ブラジル)が激突しましたが、大会MVPにも輝きキレキレだったバルセロナのFWリオネル・メッシ選手の2得点を含める4得点をあげたバルセロナが見事世界一の栄冠に輝きました。しかし、そんな舞台裏でテレビ局の扱いにメッシがブチギレたという話が話題となっています。放送事故とまで言われている今回の出来事、いったいどういうことなのでしょうか。
問題とされているのは、メッシがテレビ番組のインタビューに呼ばれた場面です。
優勝し、チームのメンバーと勝利を分かち合っているときに、1人だけインタビューに呼ばれたメッシは、この時点ですでにイライラしています。さらに、まともな質問が用意されていないことに、「なんで呼ばれたんだ?」いうような表情を浮かべています。
このイライラに追い討ちをかけたのが、芸人の明石家さんまから「サッカーの質問はみんなにきかれていると思うから、老後はどうするんですか?」という質問でした。これに対してメッシは「まだ引退までに時間があるので、それが終わったら考えます」と言い残し、その場を足早に去ってしまいました。
情報では、このインタビューに呼ばれたことで、メッシ1人だけが監督の胴上げに参加できなかったようです。さらに、サッカーの世界トップチームというシビアな立場にいる選手に対して、冗談にならない質問をしたことが、更なる怒りをかってしまいました。
冷静に大人な対応をしたメッシとは対極的に、「スーパースター」と騒いでいた出演者が余計に滑稽に映ってしまい、映像を見た多くの人からも批判の声が上がっています。
テレビ局の都合に振り回されてチームとの大切な時間を逃してしまったメッシ、盛り上がった大会とは裏腹になんとも後味の悪い終わり方をしてしまいました。