以前ミクロ写真家ハインツ・マイヤーさんの水滴アート写真をご紹介しましたが、今回はコリー・ホワイトさん(63歳)が撮影した水滴アート写真をご紹介します。
傘、ダンスする人、土星など見る人によっても、思い描く対象が変わる一瞬の偶然をとらえた素晴らしい「液体彫刻」をご覧ください。
ホワイトさんのこれらの作品は、地下室に作った仮設スタジオに設置した特性の「水滴激写マシーン」を使って、デジタルカメラで撮影しています。水滴激写マシーンは、スポイドやタンクを組み合わせたお手製のものです。
使われる液体は、水、牛乳、ゼラチン、グリセリンなどで、ときには混ぜ合わせることで粘性を変えて不思議な形を生み出しやすくしています。この液体に着色料やフラッシュライトで色を付けて、水滴激写マシーンから水槽に落とすことで不思議な形の水滴を撮影します。
技術やセンス、アイデアだけでなく、根気が必要とされる美しい「液体彫刻」の写真でした。