「馬面」「キツネ目」「魚顔」などの言葉があるように、人間の顔が自然界にいる生物に似ていることは多々あります。
Ted Sabareseさんは、決して”美しい”とはいえないモデルや俳優を被写体として、概念と自然のグラフィックとを調和させた写真作品を撮影し、海外で高い評価を受けています。今回は、彼の作品シリーズ「進化」の中の写真作品をご紹介します。
この「進化」と名付けられた作品を通して、創造論と進化論の激しい論争に視覚的結論を与えます。科学、宗教、政治的な右翼思想、左翼思想を越えて、Sabareseさんは「写真は問題を提起する。この写真を見ても、私たちが太古の海から出てきたと信じることがそれほど難しいのでしょうか?」と語ります。
たしかに、これほど魚と似ているのなら、大昔に海から発生した生物が進化して人類になったと感覚的に言えそうです。難しい論理や問題を抜きにして、これらの写真はとてもシンプルに答えを提示しています。