街の壁に描かれた落書きを消しにきたペンキ塗りの男が、突如実体化した落書きと攻防を繰り広げるスタイリッシュなショートムービーです。落書きの中に出たり入ったりしたり、錯視を使った3Dアートの落書きを上手く使った映像は必見です。
日本の高校生が自主制作したストップモーションアニメーション「こくせん 黒板戦争」にも、少し似たアイデアかもしれません。
落書きを消しにきた一人の男が、突然実体化した落書きに襲われるところから話はスタートします。男を襲った落書きは、さまざまな落書きを使って男から逃げようとしますが、男も落書きを使って応戦します。そして、最後にはとうとう落書きを倒しますが、第2第3の落書き襲来を予感させてムービーは終わります。
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こちらの作品では、登場人物自身が落書きの中に入り込んで戦います。
落書きが実体化して戦うというアイデアも素晴らしいですが、見る角度によって立体的に見えるトリックアートを使って、視聴者を三次元と二次元とを行き来させる手法も素晴らしいといえます。今後の作品にも期待が寄せられます。