最新の研究結果では、ブラジルの農村部に暮らす男性の35%が動物との性的経験があることが判明しました。この調査は、18歳~80歳までの492人を対象に行われたもので、研究によると動物との性的経験には陰茎(ペニス)癌の危険因子があることが明らかとなりました。
この手の話は冗談やネタにされますが、動物からの未知の病気(例えばエイズ、梅毒など)を媒介するなど大きな問題ともなっています。
この事実は、ブラジルの泌尿器科医のチームによって進められてきた陰茎癌に関する研究プロジェクトの一環で発覚しました。研究では、生きている間に動物との性的経験がある人は、ない人に比べて陰茎癌を発症する可能性が2倍あることが分りました。また動物との性的行為を行っていた人は、性感染症の発生率が高いことも判明しました。
また、この研究に参加した492人の男性のうち、118人が陰茎癌の患者でした。さらに癌患者の45%が動物との性的行為経験者であり、健康な男性では32%であることと比較すれば動物との性的行為経験者の方が癌を発生しやすいことも分かります。
年数では、1~5年にわたり動物との性的行為を行っていた人が59%、5年以上続けていた人は21%いることが分かりました。
この研究では、彼らが毎月もしくは毎日何回何時間に性行為を行っていたのかも調べましたが、動物との性的行為をしていた時間と陰茎癌との関連性は認められませんでした。また、今回行為に使われていた動物には、馬、牛、豚、鶏などがありました。
今回研究を行った泌尿器科チームのStjnio de Cassio Zequi医師によると、動物の粘膜や分泌物は人間のものとは異なるため、動物の分泌物は人間にとって有害になるだろうと述べました。
歴史上動物との性的行為は、宗教的観点などから禁じられていましたが、近年は、衛生上の問題や動物保護の観点からも問題視されています。