最近ではスニーカーが発売された、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズを語る上で欠かすことのできない伝説のタイムマシンカー「デロリアン」が、電気自動車になって発売されることが明らかとなりました。
リバプール生まれのスティーブン・ウィンさん(55歳)は、25年にわたって有名なスポーツカーに携わってきました。そこで、今回世界中の愛好家のために部品をかき集め「デロリアン」を復活させることにしました。
今回製作された「デロリアン」は、21世紀のテキサス州ヒューストンのイベントで発表されました。
この「デロリアン」は、映画のように1.21ギガワットも必要なく充電でき、最高時速はタイムスリップするのに必要な時速88マイル(約141km)なんてお茶の子さいさいな時速125マイル(約200km)まで出すことができます。
試し運転では、4.9秒で時速60マイル(約97km)に達したとのことで加速性能もバツグンと言えそうです。また、100マイル(約160km)の距離を走行することができ、充電には3.5時間かかるといいます。
さらに内装にまでこだわっており、運転席にはiPhoneが設置できるようになっており、iPhoneの充電もできる仕組みになっています。
この「デロリアン」には、オリジナルパーツが80%仕様されており、映画の設定では2年後の2013年には空を飛ぶことができるようになる予定です。
ガルウィングドアなどのデザインや知名度を持っているにもかかわらず、アメリカ人実業家のジョン・デロリアンによって発案された「デロリアン」自体は自動車ビジネスで大失敗をしました。
信頼性が低く、遅く、生産していた会社も生産開始後1年で破産したため、9,200台が工場から出荷され現存するのは7,000台程度だとされています。
その後、1995年にスティーブン・ウィンさんはデロリアンモーターカンパニーを設立し、デロリアンに関する流通権などを取得。現在では、37,000に及ぶオリジナルパーツからデロリアンを復元し販売しています。