ポーランドなどでも行われている、紙で作ったランタンを飛ばす行為が牛を殺すということで問題になっています。牛を飼っている農家は、ランタン飛ばしを禁止する嘆願書まで提出しました。
いったいどういうことなんでしょうか。
農家の訴えによると、飛ばされたランタンは最終的に地面に落ちますが、その落ちたランタンについているワイヤーが牛の飼料などに混ざってしまい、牛が誤ってワイヤーを飲み込む事故が起こっているそうです。
牛がワイヤーを飲み込むと内出血を起こし苦しみながら死んでしまうそうです。
この”ランタン飛ばし”は、中国では旧正月などの特別なイベントの際に行われるそうで、危険性の高い花火の代わりとして欧米でも人気が高まっています。
しかし、ランタンは想定していた場所以外に流されることが多く、予想していない事態を引き起こすことがあります。去年には、ランタンの溶けたロウソクが3歳の子供にかかる事故が起こっており、7月にはランタンが屋根に落ちたことで、火事が起こるなどの事件も発生しているます。また、飛ばしたランタンから溶けたロウソクが落ちる危険があるなどの問題が指摘されています。
ランタン飛ばしは見ている分には美しいですが今後も、事故やゴミの問題がクローズアップされそうですね。