今や毎日の生活に欠かすことの出来なくなったコーヒーですが、昔から飲まれているにも関わらず最近になって分かったことがあったり、一般的に知られていないことがあったりと不思議な飲み物です。
今回は、意外と知られていないコーヒーの豆知識(コーヒーだけに)をご紹介します。一服するとき友達にうんちくを披露してみてください。
1.深煎りよりも浅煎りの方がカフェインが多い
深煎りの方が味が苦いためカフェインが多いような気がしますが、熱を入れることによってカフェインは減少するため浅煎りの方がカフェイン量は多いです。
2.コーヒーはヤギが発見した
キリスト教圏で信じられているエチオピア起源説の「ヤギ飼いカルディの話」によると、カルディというヤギ飼いの飼っているヤギがコーヒーの実を食べた途端に踊りだし、老いぼれヤギまで元気になったため、試しにカルディ自身も実を食べてみると元気になりました。それから、コーヒーが食用となったといいます。
3.昔は悪魔の飲み物だった
伝説によると、クレメンス8世統治のこの時代、トルコからヨーロッパにコーヒーが入ってきました。教皇自身もコーヒーが好きでよく飲んでいたため、次のような真偽不明の話が生まれました。
あるとき教皇の側近が「コーヒーはムスリム(イスラム教徒)の飲み物で悪魔のものだから禁止しては?」と進言した。
すると教皇は「それにしても悪魔はいいものを飲んでいる。いっそのことコーヒーに洗礼を授けてこちらのものにしてしまったらどうだろうか・・・・」と答えた。
4.コーヒーが車の燃料になる
コーヒーカスをバイオディーゼル燃料にする研究が行われています。全ての燃料を代替するのは難しいですが、廃棄物のコーヒーカスが燃料になれば環境負荷が軽減でき排気ガスもいい香りになるかも。
5.コーヒーは観葉植物を元気にする
コーヒーカスやコーヒーに含まれるカフェインなどが観葉植物に良いようです。コーヒーカスは土にまき、コーヒーは水で薄めて植物にやるといいそうです。またコーヒーの代わりにインスタントコーヒーでもいいそうです。(自己責任でやってください)
6.コーヒー禁止令が出たことがある
これまでにコーヒー禁止令は3回発布されています。
1度目はメッカで1511年に発布され、コーヒーハウスで男女が会うこと、バイオリンとチェスをすること、コーヒーを飲むことが禁止されました。
2度目は1965年にチャールズ2世が発布したもので、コーヒーハウスが”革命の温床”となることから禁止しましたが、市民の猛烈は抗議に合い11日で撤回されました。
3度目は1677年にドイツのフレデリック3世が発布したもので、地元の製品との競合からコーヒーの輸入を禁止しました。
7.コーヒーはコーヒーベルトで育つ
コーヒーは環境が生育整っているコーヒーベルトと呼ばれる地域でしか生産されていません。
8.コーヒーは実は赤い果実
コーヒーといえば黒いイメージですが、本来果実はさくらんぼのように赤く中の種を焙煎したものがコーヒー豆となります。
9.コーヒーは糖尿病のリスクを軽減する
2005年に発表された9つの研究によると、1日あたりコーヒーを4~6杯飲むことで2型糖尿病が30%減少したことが分かりました。またカフェインの有無に関係なく糖尿病軽減の効果があるそうです。しかし、骨粗しょう症やシワ、体重増加を引き起こすリスクが高まるという研究結果も発表されています。
10.コーヒーは世界で2番目に取引されている品物
コーヒーは世界で石油の次に取引されている品物です。投機目的で売買され世界経済やコーヒー生産国の政治・経済にも大きな影響を与えています。