兵庫県赤穂市の小学6年の男児(12歳)に、市立中3年の少年(14歳)が暴行する映像が動画サイトに公開されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。県警赤穂署は19日、この少年を高校生に対する別の傷害容疑で逮捕しました。今後、動画の内容についても調べるといいます。一方、市教委によると、少年、男児の双方とも「遊びだった」と話しましたが、少年が手加減せず一方的に暴行していることから、「いじめ行為」と判断しました。
動画は、少年が1分間にわたり、男児に殴る蹴るの暴行を加え、背中から投げ落とす様子が撮影されていました。市教委によると、少年の遊び仲間が携帯電話のカメラで撮影。撮影者の笑い声や、「こら、おもれえ動画になる」「顔面はやるなよ」などの声も記録され、傍観している遊び仲間も映っていました。
市教委によると、男児と少年は遊び仲間で、少年は聞き取りに対し「1分間戦うゲームだった」と説明。男児は「痛かった」と話したといいます。仲間内で7月から数回、同様の行為をしており、男児も4、5回、加わっていました。
しかし、市教委は「全員が同意していても、体格差がある児童に対する明らかな暴力行為」として、いじめと判断。18日夜、市内の校長らを集め、臨時会議を行いました。市教委は「地域と連携しながら、子どもを守る手を考えていきたい」と話しています。
この少年の逮捕容疑は、私立高2年の少年(16歳)や市立中3年の14歳と15歳の少年2人と共謀し7月4日、市内の駐車場で定時制高校1年の男子生徒(15歳)を蹴るなどして1週間のけがをさせたとされています。4人とも傷害事件については容疑を認めているといいます。他の3人はこの動画とは無関係とみられています。
どこまでが「遊び」でどこからが「いじめ」なのかは線引きが非常に難しいですが、今回の行政の迅速な対応は間違いなく大津市のいじめ自殺事件が関係しているでしょうね。
いじめかどうかは加害者ではなく被害者が決めると何回言ったら分かるのかと
今年の流行語大賞は「遊びだった」
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