作家の村上龍さんとエフエム東京社員の延江さんが、毎週時事について語っているRVR。vol.263の今週は、フランスの大統領選と政権交代によってEUおよびフランスがどのように変化するのかを語ります。
村上さんはフランスの大統領選について、基本的にフランスは保守的だといいます。そして今回の選挙では、ニコラ・サルコジ氏に変わってフランソワ・オランド氏が大統領に就任したことで政策がどのように変わるのかを語ります。
村上さんによると、「選挙戦で何を言っても、緊縮財政にしないともたないことはみんな知っている」といい、緊縮財政から脱却しオランド氏が訴えてきた成長重視への路線転換が行われると多くの人が思っているが、実際には選挙に勝つための建前でありEUはそれほど変わらないと思うといいます。
ヨーロッパ経済危機の深刻化に対して成長路線を打ち出したオランド氏ですが、実際にはそんなに簡単に実行できることではないため、今後「真の政策」がどのように展開されるのかが注目されますね。