「自分がもう1人いれば・・・」と思ったことがある方は多いのではないでしょうか?未来では自分の分身を作ることができるかもしれません。
慶應義塾大学 舘教授のグループが研究しているテレイグジスタンスロボットシステム「TELESAR V」は、遠くにあるロボットを自分の分身のように動かせるシステムです。テレイグジスタンスとは、舘教授が1980年代に提唱した概念で、遠隔地に配置したロボットを自分の分身として利用することで、人間を時空の制約から開放しようとする技術です。
例えばこのシステムが利用できれば、普段感じている感覚が、遠くの場所でもそのまま遠隔地のロボットを通じて感じることができるようになります。つまり、医者ならわざわざ現実世界で患者と対面せずにロボットを通して治療をすることや、日本にいながらロボットを通してオーストリアでオーケストラを堪能することも可能となります。
「TELESAR V」最大の特徴は感覚センサーであり、ロボットが触った感覚を擬似的に操作者が感じることができるようになっています。
操縦者は、視界を完全に覆うヘッドマウントディスプレイを通して提示される3D映像により、ロボットの周りの環境や距離感を把握しています。触覚に関しては、ロボットのセンサーで取得した力ベクトルと温度情報を伝送することで、物の感触や形、温度を感じる事ができます。現在のところ、レゴブロックの凹凸面程の荒さまで認識できるようになっています。
またロボットは、体、腕、手の部分に分かれており、体の部分は7自由度、頭を入れると8自由度あります。腕の部分は人間と同じ7自由度で、関節付きのアームを使っています。人間ほどではないですが手に関しても15自由度のロボットハンドで、人間の手に近い構造となっています。
今後、この技術が進めば自分がどこにいるのか、自分の体との境界がわからなくなるような感覚になることもなりえそうです。こうなってくると、科学技術だけでなく哲学や倫理の面での「人間」の研究も必要になるかもしれません。
ターミネーターが出現する日も近い!? 人間そのものの歩き方をする二足歩行ロボット「PETMAN」(動画あり)ー【私の論評】新しい技術は、外からやってくる!!軍事用技術も自ら蓄えるべき時がやってきた?!
ブログ名:「Funny Restaurant 犬とレストランとイタリア料理」
こんにちは。アメリカのBoston Dynamics社が、現在開発中の二足歩行ロボット「PETMAN」の、人間と変わらないレベルの動きをする驚きの動画を公開しました。日本も、それなりにロボット技術は進んでいますが、これほどの動きはまだしていません。日本は軍事産業は、発展していないので、アメリカのように優秀な技術者が軍事産業に行くことなく、民間隗氏やに勤めるので、素晴らしい製品ができるなどといわれてきましたが、そうとばかりは言えなくなってきているようです。このままだと、日本の軍事技術は、かなり遅れて、たとえば、ロボットなどの民生技術などには長けていても、軍事用ロボットは、アメリカなどからとてつもない莫大な経費を使って導入するということになりかねません。詳細は、是非私のブログを御覧になってください。